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【保存版】ねぎのリーダー製 AIRSAL40φシリンダー&スペシャルヘッドキット 説明書全文

 

今回私の車両に使用したシリンダーキットに付属していた「取扱説明書」を、原文そのままに少し読みやすく編集しました。

ジャイロ用 AIRSAL40φポート加工シリンダー&スペシャルヘッドキット 説明書

この度は当方へ加工依頼を頂きどうもありがとうございます。
以下にパーツ装着時の注意点等を列記致しますので、ご留意頂けますと幸いです。

1. ガスケットの選択(純正推奨)

組み付けに関しては、ヘッド・ベース共に「ホンダ純正品」をお使い下さい。
キット付属の物より質が高いため推奨します。

  • ヘッドガスケット:12251-GW0-000(0.5mm厚)
  • ベースガスケット:12191-GAG-000(0.5mm厚)

【圧縮比の調整】
上記構成で圧縮比「7.4:1」となります。
さらに高めたい場合は、AF18系純正ガスケット(12251-GBL-000 / 0.2mm厚)を使用することで、「8.1:1」まで向上可能です。
※0.2mmと0.5mmを2枚重ねた場合は「7.0:1(ノーマル程度)」となります。

2. コンロッド小端ベアリング

同時投入を強く推奨する強化パーツの品番です。

  • 強化ニードルベアリング:91102-GC8-004(ホンダ純正流用)

3. スパークプラグと冷却

左:BR8HS 右:BR8HSA

燃焼室の形状保護とピストン接触防止のため、電極の突出が少ないタイプを選択してください。

  • 推奨形状:BR○HS(標準プラグで最も無難な形状)
  • 使用不可:BR○HSA、BPR○HS(電極がピストントップへ接触する恐れあり)
  • 熱価:8番~を推奨。
  • 冷却対策:社外品強化クーリングファンの併用を強く推奨します。

4. シリンダーヘッド取付(※重要)

ヘッド面研により本体が薄くなっているため、以下の手順を厳守してください。

【ケース破損防止策】
スタッドボルトの座面に、同梱のワッシャーを「必ず3枚ずつ」噛ませてから締め込んでください。
これを怠ると、ネジ山深さが足りずクランクケース側を破損させる恐れがあります。

ヘッド取付ワッシャー

  • 仮締め確認:必ずボルトの底付きがないか確認してください。
  • 推奨トルク:1.2kg-m

5. シュラウド加工(センタープラグ化対応)

プラグキャップのゴムフタがはまるよう、前方を拡大加工してください。
加工後の隙間は、冷却風が漏れないようプラ板やタイラップ等で確実に埋めてください。

シュラウド加工

6. 慣らし運転の手順

新品ピストン・リングの寿命を延ばすため、段階的な慣らしを推奨します。

  1. 5000rpm:しっかり暖気後、10分走行 → エンジンを冷やす
  2. 6000rpm:10分走行
  3. 7000rpm:走行しながら10分

徐々に回転を上げて走行していき、最終的に上まで回して異音やパワーダウン等が発生しないならばそれで OK となります。
(念を入れるならば 6000〜7000rpm 程度の回転域で数十 km 程度の慣らしもお奨めします)

だらだら長距離を走るのではなく、「走行距離に応じて」エンジン負荷を大きくして行って下さい。

※慣らし期間中は重めのWRや低回転ミートのクラッチ設定が有効です。
※100〜200km走行後にピストンとシリンダーのアタリを確認・修正することをお奨めします。

7. 給油・潤滑(混合併用のススメ)

安全性・耐久性の面から、完全混合仕様がお薦めですが「最低限でも」分離給油と混合給油の併用を推奨します。

  • 推奨オイル:ヤマハ RS(青缶)クラス以上
  • 混合比率:長距離走行時などは100:1程度の半混合仕様
  • 注意点:過走行車はオイルポンプの劣化に注意し、可能な限り新品交換してください。

Leader’s Craft
ねぎのリーダー

【2026年3月:ねぎのリーダー氏による最新アップデート】

ブログ掲載にあたり、ねぎリーダーに掲載の許可を頂く為連絡したところ、追加の情報を頂きましたので原文のまま紹介します。


ご無沙汰しております。BLACK BOXのBBです。
先日お譲りいただいたAIRSALシリンダーキットですが、不動のキャノピー復活に向けて大切に作業を進めております。

その中で、付属の説明書に記載されているデータが非常に重要だと感じたため、自分自身の備忘録と、同じようにリーダーさんのパーツを愛用するユーザーさんのために、内容を整理して私のブログに掲載したいと考えております。

原文のニュアンスは一切変えず、品番や注意点を強調してスマホ等でも見やすく整えてみました。念のため、内容のご確認と掲載の許可を頂戴したくご連絡いたしました。

ねぎのリーダー
ねぎのリーダー

どうもです~

なるほど、AIRSALの説明書をUPされたんですね。かなり前に記したものですし、拝見したところ特に齟齬はありませんが、プラグの銘柄については、今ではイリジウム等の高性能プラグを推奨しております。

「形状」はHSタイプで、というのは設計の問題なので絶対厳守ですが、プラグ自体のグレード等はやはり「強い物」の方が良いので、出来れば「イリジウム等推奨」と加えて頂ければ、と思います。

次に、オイルの件で「推奨オイル:ヤマハ RS(青缶)クラス以上」とありますが、これは「赤缶」ですね。と言いますか純正で上のグレード程度は使いましょう、といった意味合いで、混合比も100:1とは言わずもっと多くても良いかな、と今では思います。

オイルポンプの新品交換推奨も、今ではもはや不可能なので…2014年でしたか、この文面を記した時期も一筆加えて頂けると嬉しいです。

お忙しいのに詳しくありがとうございます。
このやり取り自体を補足として掲載しても宜しいでしょうか?
m(__)m

ねぎのリーダー
ねぎのリーダー

もちろんOKですよ。古い文章なのでまるごと補足という事でお願いします(汗

ねぎリーダー「現在の知見に基づいた最新の推奨事項」まとめ

本説明書の執筆時(2014年)から10年以上が経過しているため、組み付けの際はこちらの内容を最優先してください。 

  • 高性能プラグの推奨:形状(HSタイプ)は絶対厳守ですが、現在は「イリジウムプラグ等の高性能タイプ」を強く推奨します。
  • 推奨オイルの変更:現在はヤマハ純正の最高グレードである「オートルーブ スーパービジネス(通称:赤缶)」以上を推奨します。
  • 混合比率について:「100:1」にこだわらず、より安心感のある「多めの混合(半混合)」を推奨。
  • オイルポンプについて:現在、純正オイルポンプの新品入手は困難なため、既存ポンプの点検・管理を徹底してください。

Special Thanks

■ねぎのリーダーさん
今回のSeason 9エンジンの生みの親。
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