おはようございます
この記事は先日YouTubeに公開したジャイロキャノピーの年式・型式に関する動画を補足する記事です
まだ動画を見ていない方はまず↓こちらの動画を見て下さい。
型式名と識別記号について
・規制適応識別記号
まず最初に来るのは規制対応に関する記号です。
キャノピーに付帯されている識別記号2024年現在下記の4つになります。
[A][BB][JBH][2BH][ZAD]
騒音規制の[A]
Aは1985年の騒音規制に適合した証でキャノピーは初期型からこれに適合しています
騒音規制についての詳細は下記リンクをご覧ください
騒音規制の推移[国土交通省]
排ガス規制[BB]から[ZAD]
原付の排ガス規制は上の画像の通りです
排ガス規制は年々基準が変わり識別記号も変化します。
型式一文字目[T]は排気量?
識別番号の後ろが型式名になります
型式名の最初の一文字目はHONDAでは排気量を意味しますがジャイロやその他のスリーターなど多輪モデルは例外的にTという文字が使われています。
電動モデルはE
型式名の二文字目[A]は使用目的?
型式名二文字目は利用目的カテゴリとなります。
GYRO XはオフロードモデルのD
GYRO UPとGYRO CANOPYはビジネスモデルのAとカテゴライズされました。
形式名の数字[02]は誕生の順番
型式名最後の数字は誕生の順に打たれた続き番号になります。
ここまでの説明通り型式名は車種などに関係なく排気量や使用目的やカテゴリで区別されます。
なのでジャイロアップもジャイロキャノピーも同じTAとなり
先に誕生したアップがTA01
後発のキャノピーがTA02となり
4stキャノピーはTA03となります。
フレーム番号・エンジン番号とモデル名(年式)
モデル名は燃料タンクのシールで確認ができますが
交換されている場合もあるので注意が必要です
フレーム番号は”F”
エンジン番号が”E”に記載されています
が後期のフレームに中期のエンジンなど載せ替えが可能です
エンジン番号もLケースの蓋を交換などしている可能性もゼロではありません
上に表にしたものが 販売呼称(通称名)・識別記号-型式・モデル名・フレーム番号・エンジン番号の一覧です
それぞれのモデルの違いを全て記事に出ませんの
知っておいた方が便利かなと思うものをまとめてみました
CDIは2種類あり純正の品番はアナログ式が
30410-GK8-784
デジタル式が
30410-GAG-J51
です
また同じデジタル式でもマグネット点火(ジェネレータ点火)とバッテリー点火ではジェネレーターコイルとハーネスも違うものが使われています
マグネット点火の純正ジェネレーターコイルの品番が
アナログ式マグネット点火が
31120-GAG-018
デジタル式マグネット点火が
31120-GAG-J51
デジタル式バッテリー点火が
31120-GAG-K21
です
ハーネスは
Mは
32100-GAG-000
PとVが
32100-GAG-750
Y・2・3が
32100-GAG-J50
4・5・7が
32100-GAG-K20
です
あとおまけに純正のSJ(スロージェット)とMJ(メインジェット)
WR(ウェイトローラー)を加えておきました
モデル名の法則と年次コード
モデル名に使われている
MやVのアルファベット
そして数字の4・7などに
法則はありますか?
あれはHONDAの定めた年次コードというのもので
数字の1から9の9文字と
アルファベットのABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZの26文字から
数字やほかの文字と混同しそうなIOQUZを省いた21文字
合計30文字で構成されたものなんだ
アルファベット21+数字9=30
以下が年次コードをまとめたものです
それでは最後に全モデルの仕様書をまとめて表にしておきます