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2stスクーター乗り、特にジャイロ乗りにとって永遠のテーマである「慣らし運転」。
「1000kmゆっくり走れ」「全開は絶対ダメ」
ネットにはいろんな情報が溢れてるけど、正直どれを信じたらええか分からん…。
そこで今回、僕のジャイロキャノピーのフルオーバーホール(Season 9)に伴い、僕が「この人たちの言うことなら間違いない」と信頼しているスクーター界の三大レジェンドに直接DMを送り、それぞれの「慣らし哲学」を聞いてみました。

今回のお相手は、
シンコーメタルの笹野さん
アドバンテージワックスのリメイクさん
ねぎのリーダーさん
このお三方です。
実は、それぞれの「宗派」によって考え方は驚くほどバラバラ!
でも、あえて「素人スタンス」の僕が全部フラットに並べて聞くことで、見えてきた「真実」がありました。
この記事では、忖度なし・改変なしの「DM原文」をそのまま公開します。
最後には、この3人の意見を聞いて、最終的にどの方法を選んだのかもまとめました。
ジャイロを壊したくない人、必見です。

ーーーー
笹野社長からの慣らしのアドバイスは、低負荷・高負荷のメリハリをつけるように言われました
パーシャルで走っていて、全開を1秒みたいな感じで、徐々に全開(高負荷)の時間を長くしていくそうです
ーーーー
このコメントを笹野さんのアドバイスとして動画で使っても問題ないでしょうか?
又聞きのまま動画に使うのはどうかと思い連絡させて頂きました。
補足や何かアドバイスがあればなお助かります。
お忙しいとは存じますがよろしくお願いいたします。
m(__)m
![シンコーメタル[笹野 崇]](https://i0.wp.com/blackbox-ch.com/wp-content/uploads/2026/03/TimeLINE_01_27_19_15.png?resize=355%2C355&ssl=1)
お久しぶりです。
こんにちは(^^)
以前頂いたアドバイスにより
コツコツYouTube続けております。
その節はありがとうございました♪
慣らしについては
その通りです。
ポイントは負荷です。
負荷のない状態で1000キロ走っても当たりは付きません。
しかし慣らし中に負荷を掛けるのは心配です。
そらならアイドリングだけしていれば良いのでしょうか?
やはり負荷は掛けたい。
よって最初は1秒全開
という様に
少しずつ負荷の時間を増やしていくやり方が1番良いと考えています。
実際によく聞くのが
1000キロ慣らししたからと
実際は負荷を掛けていなかったのにいきなり全開で走ったら焼きついた。
という事例があります。
慣らしはトラブルを起こさない事が1番大切です。
その為には
プラグの熱価を慣らし専用を使う事も推奨しています。
まぁこれは殆どの人が
慣らしを舐めまくってるので
あまり採用はされませんが。
プラグの熱価を低くすると
大きなジェットでも走れるという事はすでにご存知とは思いますが、慣らしであれば焼き付き防止でさらに低い熱価4番を使って濃いめのジェットで行うとトラブル防止になります。
とは言え
僕は原チャリを舐めて
トラブルを起こすのもまた良きかなと思っています。
昨今なんでも人のせいにしたがる世の中で
思い通りにならない歯痒さも
良い経験になるもんだと🤭

とても貴重なお話感謝します。
m(__)m
動画でたっぷり使わせて頂きます(笑)
m(__)m
m(__)m
m(__)m

お世話になっております。
BBです。
突然の連絡失礼いたします。
実は私のジャイロキャノピーのフルオーバーホールに伴い
いつもは適当にやっている慣らし運転を真剣にやろうと考えております。
そこでスクーターの慣らし運転についての考え
またその方法についてリメイクさんの考えをお聞かせ頂けたらと思い連絡いたしました。
文字でのやり取りはリメイクさんは面倒臭いようですが電話でのやり取りは仕事の都合で難しくまた動画にする上でも文章で返答頂けたら幸いです。
この業界色んな考えの方がいるので色んな方に同様のお願いをしております。
リメイク信者もたくさん居ますのでお忙しいとは存じますが
是非リメイクさんのお話を聞かせて下さい。
よろしくお願いいたします。
![AdvantageWAX[リメイク]](https://i0.wp.com/blackbox-ch.com/wp-content/uploads/2026/03/adw.png?resize=766%2C766&ssl=1)

貴重なお話感謝します
動画でたっぷり使わせて頂きます(笑)

お世話になっております。
BBです。
突然の連絡失礼いたします。
実は私のジャイロキャノピーのフルオーバーホールに伴い
いつもは適当にやっている慣らし運転を真剣にやろうと考えております。
そこでスクーターの慣らし運転についての考え
またその方法についてねぎのリーダーさんの考えをお聞かせ頂けたらと思い連絡いたしました。
毎度の事ですが
この業界色んな考えの方がいるので色んな方に同様のお願いをしております。
ねぎのリーダー信者もたくさん居ますのでお忙しいとは存じますが
是非お話を聞かせて下さい。
よろしくお願いいたします。

どうもです~
今回は慣らしについて、ですね。
うーんこれは腰上も腰下も両方OHしてあるなら結構面倒な感じです(汗
まず腰下はですね、純正構成かつ、組んだ時にクランクのガタもあるなら何もしないでもOKな位ですし、純正構成はそんなにヤワではありませんので。
ただし、台湾クランクは大端ベアリング部のスラストワッシャーが破壊される可能性がある為、出来れば、ですが少しはじわりと使った方が良いと思います。
とはいってもジャイロ車体では難しいと思いますが…
簡単な所で、まずは30分くらいアイドリングさせ、一度エンジンを冷やします。
次にまた始動し、3~4000rpm程度を数秒維持してアイドリングに戻す、といった動作を数回行い、またエンジンを冷やします。
要は「少しずつ負荷を高めていき、かつエンジンを一度冷やしてから再度行う」のが慣らしのコツですね。
ただ、こういう事を行っても仮に台湾クランクが外れだと一発でボン、ですから・・
いきなり高負荷をかけないとか、冷間時に無茶しないとか基本を押さえていればOKでしょう。
次に腰上ですが、これは以前にもご説明しましたがあのアルミシリンダーは元々のピストンクリアランスが狭く、ピストン側を削ってクリアランスの辻褄を合わせている物になります。
なので、ある程度慣らしを行い、数十㎞程度走った状態で腰上を開け、ピストンのアタリを見て修正しないといけない事は確実になります。
前オーナーさんが実働させてあれば良かったのですが、一度も使っていないとなると私も設計&想定しか考えていない妄想品になるので、実働させてみないと何とも言えないです。
むしろ、腰下周りの慣らしを行うなら純正ノーマルの腰上を組んで乗っていた方がベターなんですよ。
(もちろんノーマルマフラーで)
少なくとも、高回転高負荷をかける腰上では慣らしやアタリの前にぶっ壊れてしまう可能性も0ではありませんし…
慣らすなら腰下と同じ感覚で、アイドルで30分、冷やして3~4000rpmでレーシングしてまた冷やし、実走してみてギリギリトロトロ走れる速度で数分走りまた冷やし…
そんな感じを繰り返してある程度パワーバンドに入れられれば、キャブやプラグを見直した上でおとなしめに通常走行してOKでしょう。
何せ、社外品の腰上パーツはある程度慣らしたなら一度開けて内部をチェックしないと絶対にダメですから、その点はご留意願いたく。
ではではいつもながら長くなりましたが不明瞭な点があればツッコミ下さいませ~

貴重なお話感謝します。
たっぷり使わせて頂きます(笑)
いつもありがとうございます。

原文を読んでお分かりの通り、レジェンド3人でも考え方はバラバラです。それぞれの主張の核心を分かりやすく要約すると、こうなります。
![シンコーメタル[笹野 崇]](https://i0.wp.com/blackbox-ch.com/wp-content/uploads/2026/03/TimeLINE_01_27_19_15.png?resize=355%2C355&ssl=1)
「1000kmゆっくり走っても意味がない。1秒全開のメリハリで当たりを付けろ」
![AdvantageWAX[リメイク]](https://i0.wp.com/blackbox-ch.com/wp-content/uploads/2026/03/adw.png?resize=766%2C766&ssl=1)
「組みの精度が全て。空冷2ストは歪むもの、ガッツリ慣らしに固執するな」

「生みの親の『目覚めの儀式』。アイドリングと冷却を繰り返して慎重に起こせ」

【追記】リーダー製シリンダーキットの「公式慣らし手順」
ねぎのリーダーのシリンダーセットの説明書には、さらに具体的な「目覚めの儀式」が記されていました。タコメーターがある場合は、以下のステップが推奨されています。
このように段階的に回転を上げ、異音やパワーダウンがなければOK。
また、慣らしの間は「重めのウエイトローラー」や「低回転ミートのクラッチ」を使い、ダラダラ長距離を走るのではなく、距離に応じて負荷を大きくしていくのがポイントです。
| 項目 | 笹野流 (シンコーメタル) |
リメイク流 (アドバンテージワックス) |
ねぎのリーダー流 |
|---|---|---|---|
| 核心的な考え方 | 負荷をかけたメリハリ | 組みの精度と実戦確認 | 冷却を挟む慎重な儀式 |
| 走行スタイル | 1秒全開から徐々に増やす | 近所を負荷の加減で走る | 30分アイドル→冷却の反復 |
| 焼き付き防止策 | プラグ熱価を4番まで落とす | クリアランス重視・ホーニング | 回転数を数秒維持→冷却 |
| 分解チェック | トラブル防止が最優先 | 一度開けて当たりを見る | 数十kmで必ず開けて修正 |
| 一言で言うと | 「1000km慣らしは無意味」 | 「ガッツリ慣らしは不要」 | 「少しずつ負荷を高める」 |

レジェンドたちの三者三様な意見を浴びて、僕なりの結論が出ました。
結局、大切なのは「自分のマシンの声を聞くこと」。
そして、リメイクさんやねぎのリーダーが仰るように、空冷2ストの宿命である『歪み』や『個体差』を無視せず、「一度開けて自分の目で答え合わせをすること」こそが、共通して導き出された真実やと感じました。
今回の Season 9 では、ねぎのリーダーの手順で慎重に起こし、笹野さんのスパルタなメリハリで当たりを付けつつ、最後はリメイク流の「実戦確認と修正」で仕上げるという、超豪華な「ハイブリッド慣らし」で挑みます!
実際の慣らしの様子は、ぜひYouTube動画で確認してくださいね!
近日公開
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今回のSeason 9エンジンの生みの親。
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